1. アーツ・ユニバーシティ・ボーンマス(Arts University Bournemouth)の概要
Arts University Bournemouth、略称AUB(アーツ・ユニバーシティ・ボーンマス)は、イングランド南部の海沿いの都市ボーンマスに位置する、クリエイティブ分野に特化した芸術大学です。1885年に設立された美術学校を起源とし、現代では映像、演劇、デザイン、建築、ファッションなど幅広い芸術分野で高い評価を受けています。
「Creative learning is powerful learning(創造的な学びこそが最も力強い学び)」という理念を掲げ、現代の産業界と密接に連携した実践的な教育を展開。設備の充実度と専門性の高い教員陣により、創造性を追求する学生にとって理想的な学習環境を提供しています。
2. 世界ランキングと国内ランキングの動向
AUBは、英国屈指のアート・デザイン系専門大学として知られ、クリエイティブ分野に特化した教育で高い評価を受けています。以下は、2020年と2024年の主な評価です。
THE世界大学ランキング:該当データなし
QS世界大学ランキング:該当データなし
The Guardian University Guide(英国国内):国内ランキングで順位が変動しています。
・2020年:54位
・2024年:100位
Complete University Guide(英国国内):評価がやや下降傾向にあります。
・2020年:48位
・2024年:93位
AUBは世界的なランキングには登場していないものの、英国国内のアート系大学として一定の認知と評価を得ています。近年は順位にやや変動が見られるものの、アニメーション、グラフィックデザイン、イラストレーション、ファッションなどの分野では高い水準の教育を提供しています。また、プロフェッショナル志向の強い実践型教育と、最新設備を活用した制作環境がAUBの大きな魅力です。
3. 学部の特徴
Arts University Bournemouthは、芸術・創造産業の分野に特化した学部構成が特徴です。以下は代表的な学部です。
フィルム・アニメーション学部:映像制作、アニメーション、VFXなど、業界水準の設備とプロフェッショナルな指導で定評があります。
ファッション学部:デザイン、マーケティング、ビジュアルコミュニケーションまで網羅し、世界的ブランドとの連携も。
パフォーミングアーツ学部:演技、舞台美術、コスチュームデザインなど、実践的なトレーニングと創作活動を重視。
建築・インテリア・デザイン学部:創造性と機能性の両立を追求するデザイン教育。地域建築事務所との連携も活発です。
グラフィックデザイン・写真学部:ビジュアル表現の探究に加え、理論と技術を両立した指導が魅力です。
すべての学部において「つくりながら学ぶ」アプローチが採用され、学生は自らの作品を通じて世界に発信する力を養います。
4. 卒業生の活動
AUBの卒業生は、国内外のクリエイティブ業界で幅広く活躍しています。
・BBCやNetflixなどで活躍する映像制作者・アニメーター
・世界的ブランドにデザインを提供するファッションデザイナー
・舞台・映画業界で活躍するコスチュームデザイナーや舞台美術家
・受賞歴のあるグラフィックデザイナー・写真家
・広告代理店・建築設計事務所・ゲーム会社で働くクリエイター
在学中から業界との強いつながりを持てることが、卒業後のキャリア形成を後押ししています。
5. 大学院の特徴—創造性を深める実践研究環境
AUBの大学院プログラムは、創造的探究と業界との応用を両立させる実践的な構成が特長です。
・MA Animation、MA Photography、MA Graphic Designなど、分野特化型のプログラムが豊富
・個人プロジェクトに基づいた研究が中心で、実制作と理論の融合が可能
・大学内のスタジオ・編集室・工房など、プロレベルの設備を自由に活用できる
・英国および国際的なアート・デザイン展への出展機会も提供
少人数制の丁寧な指導により、自分の作品と向き合い、国際舞台に通用するクリエイティブ力を養えます。
6. AUB大学院での学びがキャリアに与える影響
Arts University Bournemouth大学院は、芸術分野でのキャリアを確実に広げるステップとなります。
ポートフォリオ強化による就職率向上
自らの作品制作に専念できる環境により、実践的かつ魅力的なポートフォリオを構築し、業界就職に直結する成果が得られます。
国際的なネットワーク形成
世界中の学生・講師と切磋琢磨する環境は、グローバルな視野と人的ネットワークの構築につながります。
7. AUB大学院への出願要件と難易度
芸術系大学であるAUBでは、作品の質と志望動機が合否に直結する重要要素です。
・GPA:2:2(日本のGPA2.7程度)が一般的な基準
・Personal Statement:自分の芸術的関心・研究テーマ・将来ビジョンを明確に伝える必要あり
・ポートフォリオ:視覚的表現に関する過去の制作物を10〜20点程度提出
・英語力:IELTS6.0〜6.5(各セクション5.5以上)
・推薦状:学術指導者や現場経験者からの評価が望まれます
ポートフォリオとPersonal Statementの完成度が合否のカギを握ります。
8. 最後に
Arts University Bournemouth大学院の出願には、的確な戦略が求められます。弊社では、成績要件の確認や英語試験の対策だけでなく、Personal Statementの添削、研究計画書の作成支援、推薦状の書き方アドバイスなど、大学院出願に必要なすべてのサポートを行っています。
- 過去の合格者のPersonal Statementを分析し、最適な書き方をアドバイス
- 大学ごとの要件に合わせた戦略的な出願プランの作成
- 英語エッセイのプロフェッショナルによる添削
- 推薦状の適切な書き方・依頼方法のサポート
- 1年間にかかる学費や生活費の情報提供
- 個人に合わせた奨学金等の提案
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