イギリス大学院留学はあなたのキャリアや人生を大きく変える一歩です。しかし、その夢を実現するには、強く説得力のある Personal Statement が欠かせません。本記事では、成功するためのポイントを徹底解説します。

ケンブリッジ大学とは?—世界最高峰の学びの場

1. ケンブリッジ大学の概要

ケンブリッジ大学(University of Cambridge)は、1209年に設立されたイギリス屈指の名門大学であり、世界最高レベルの研究・教育を提供しています。ロンドンから電車で約50分のケンブリッジ市に位置し、歴史的な学術環境の中で最先端の研究が行われています。

2. 大学院の特徴—少人数制指導と最先端研究

ケンブリッジ大学院は、スーパービジョン制度(少人数制の個別指導)を採用し、学生と指導教官の密なコミュニケーションを重視しています。分野ごとに世界トップの評価を受けており、特に理工学・医学・経済学・教育学などで優れた研究環境が整っています。産学連携も盛んで、国際機関や企業と協力したプロジェクトに参加できる機会も豊富です。

3. ケンブリッジ大学院がキャリアに与える影響

修士・博士課程を修了すると、国際機関・政府・大手企業・研究機関などでのキャリアが開けます。卒業生ネットワークも強力で、各分野のリーダーとつながることが可能です。特に国際開発や政策分野を目指す方には最適な環境です。

4. 出願の難しさと対策

ケンブリッジ大学院への出願は競争が激しく、以下の要素が重視されます。

  • 優れた学業成績(GPA 3.7以上が目安)
  • 強力なPersonal Statement(研究計画・キャリア目標を明確に)
  • 研究計画書(博士課程向け)
  • 推薦状(学術的・専門的能力を証明)
  • 英語力(IELTS 7.5以上が求められることが多い)

5. ケンブリッジ大学院合格のためには?

優れた学業成績をおさめることはもちろん大事ですが、それと同様“強力なPersonal Statementの提出”は必須となります。今回は一般的なPersonal statementの書き方に加え、ケンブリッジ大学のPersonal Statementの要件や書き方について執筆します。

イギリス大学院合格のカギを握るPersonal Statementとは?

「Personal Statement はただの志望動機書」と思っていませんか?実は、これはあなたの合否を決める極めて重要な書類です。単に学歴や成績を並べるだけではなく、あなたの情熱・適性・将来のビジョンを伝え、審査官を納得させる説得力が求められます

イギリスの大学院では、学業成績が優秀なだけでは合格できません。多くの志願者が似たようなスコアを持つ中で、Personal Statement は「あなたならではの強み」をアピールし、ライバルと差をつける絶好のチャンスです。

しかし、Personal Statement の書き方は大学・コースごとに異なります。一部の大学院では、特定の質問に答える形で書くことを求められる場合もあるため、必ず出願先の公式サイトを確認することが不可欠です

例えば:

  • A大学:「なぜこのプログラムを選んだのか?」を重点的に記載。
  • B大学:「研究計画や将来のキャリア目標を詳細に説明してください」と要求。

また、文字数制限も大学ごとに異なります。一般的には500~1000語が推奨されますが、UCAS経由で出願する学部課程では4000文字または47行以内という明確なルールがあります。長すぎず、簡潔でわかりやすい表現を心がけましょう。

合格に近づくためのポイント

Personal Statement は一発勝負の書類ではありません。何度も推敲を重ね、論理的かつ説得力のある文章に仕上げることが成功のカギです。

🔹 戦略的に執筆する
🔹 大学ごとの要件を確認する
🔹 専門家の添削を受ける

イギリス大学院への合格を目指すなら、Personal Statement のクオリティは絶対に妥協できません。本記事では、合格者が実践した戦略的な書き方を詳しく解説します。あなたの夢を叶えるための準備を、一緒に始めましょう!

Personal Statement に含めるべき内容

Personal Statement には、以下の内容を明確に記載することが求められます。しかし、大学やコースよって研究に特化した内容を求められたり、以下の内容を書くような指示がなかったりするので、必ず公式WEBサイトの確認が必要です。

1. 志望する大学院とそのコースを学びたい理由

  • なぜその分野に興味を持ったのか、どのようなきっかけがあったのかを説明します。
  • その大学やコースでなければならない理由を具体的に述べ、独自のカリキュラムや研究環境を強調します。

2. そのコースに自分のどんな能力・経験が貢献できるか

  • 過去の学業や職務経験を踏まえ、志望コースでの学びにどのように貢献できるかを説明します。
  • 例えば、関連する研究プロジェクトやボランティア活動を通じて培ったスキルを挙げると効果的です。

3. 大学院修了後のキャリアプランと、そのキャリアプランを達成するのに志望する大学院/コースで学んだことがどう貢献できるか

  • 卒業後の具体的なキャリアプランを示し、志望コースがどのようにその目標達成に役立つのかを述べます。
  • 例えば、「国際開発の専門家として発展途上国の教育政策に携わるために、このプログラムの研究機会を活かしたい」といった具体例が適しています。

4. 英語の授業でもしっかりついていける根拠(IELTSやTOEFLスコア以外で証明)

  • 公式な試験スコアだけでなく、英語での研究経験やプレゼンテーション、論文執筆の実績を述べると説得力が増します。
  • 例えば、「海外の学会で英語発表を行った経験」や「英語でのグループプロジェクトに積極的に参加した実績」などが有効です。

5. 異国の地でも健康的に学生生活ができる根拠(海外でのインターンや留学経験など)

  • 海外での生活や学習経験があれば、それを通じて得た適応能力や異文化理解について言及します。
  • 例えば、「1年間の交換留学経験を通じて、多文化環境での学習に慣れている」といった具体的な経験を示します。

6. その国で学ぶ必要がある理由

  • イギリスでの学びがなぜ自分にとって重要なのかを明確に説明します。
  • 例えば、「イギリスの大学院の研究手法が、将来の研究活動に不可欠である」や「イギリスの企業と提携したインターンシッププログラムがキャリア形成に役立つ」といった理由を述べるとよいでしょう。

これらの要素を適切に盛り込むことで、説得力のある Personal Statement を作成できます。ただし、すべてを詰め込む必要はなく、大学ごとの要件や文字数制限に合わせて調整することが大切です。

Personal Statement の構成と書き方

Personal Statement の構成は大学ごとに異なりますが、ここでは最もオーソドックスで、すべての大学に共通する基本的な書き方を紹介します。

具体的な要件については、必ず各大学の公式サイトを確認してください。わからない場合は、「イギリス大学院出願専門サポート」のサイトで、それぞれの大学院ごとの要件や書き方を確認できます。

1段落目:Introduction(導入)

  • 志望する大学院とコースを学びたい理由を簡潔に述べる。
  • 学問的な興味やこれまでの経験と、志望コースとの関連性を明確にする。
  • 簡潔ながらも読者の関心を引く内容にする。
例文:

"I have always been passionate about the intersection of technology and education, which led me to pursue a degree in Educational Technology at [University Name]. Now, I aim to deepen my knowledge by enrolling in the MSc in Education and Technology at [Target University], where I can engage in advanced research on digital learning strategies."

2段落目:自分のスキル・経験とコースの関連性

  • 志望コースに関連するスキルや経験を具体的に述べる。
  • 学業・職務経験をどのように活かせるか説明する。
例文:

"During my undergraduate studies, I actively participated in research on online learning platforms and completed an internship at an EdTech company, where I contributed to the development of an AI-powered tutoring system. This experience has equipped me with the analytical and problem-solving skills necessary to succeed in your program."

3段落目:英語力の証明

  • IELTSやTOEFLのスコアだけでなく、英語での研究・業務経験を記載する。
  • 英語でのディスカッションやプレゼンテーション経験を示す。
例文:

"Having completed a semester abroad at the University of Melbourne, where I attended lectures and collaborated with international students in English, I have developed strong academic English proficiency. Additionally, my role as a research assistant required me to draft reports and conduct interviews in English."

4段落目:なぜその国・大学で学ぶのか

  • 志望する大学の特徴や強みを具体的に述べる。
  • その国で学ぶ理由(教育制度、研究環境など)を示す。
例文:

"The UK is a global leader in educational research, and [Target University] is at the forefront of innovations in online learning. Studying in this environment will provide me with access to world-class faculty and cutting-edge research facilities."

5段落目:キャリアゴール

  • 大学院修了後のキャリアプランを明確にする。
  • 志望コースがそのキャリアにどう役立つのかを説明する。
例文:

"Upon completing the MSc in Education and Technology, I plan to work as an instructional designer, developing AI-driven learning tools for educational institutions. The courses on digital pedagogy and human-computer interaction offered at [Target University] will be invaluable in achieving this goal."

6段落目:Conclusion(結論)

  • 志望動機を再確認し、大学で学ぶ意欲を強調する。
  • シンプルかつ力強い締めくくりを意識する。
例文:

"I am eager to contribute my skills and experience to [Target University] and collaborate with like-minded individuals in advancing educational technology. I am confident that this program will provide me with the expertise needed to make a meaningful impact in the field."

大学ごとに Personal Statement の要件は異なるため、必ず各大学の公式サイトで確認することが重要です。

★ケンブリッジ大学のPersonal Statementに含めるべきこと

ケンブリッジ大学大学院に出願を考えている方にとって、Personal Statementを求められた内容にそってしピつすることは合格をつかみ取るうえでとても重要です。

公式ページによると、「reasons for applying(志望動機)」「experience and achievements(経験と実績)」「career aspirations(将来の展望)」の3点を軸にまとめることが求められます。ここでは、それぞれのポイントを簡潔に整理しつつ、限られた文字数の中で効果的にアピールするためのヒントを紹介します。

【ケンブリッジ大学 公式ホームページ】

 University of Cambridge. "Preparing a personal statement"
 https://www.postgraduate.study.cam.ac.uk/apply/how/personal-statement

Personal Statementは、自分がなぜケンブリッジ大学で学びたいのかを示すだけでなく、どのように大学院の研究やコミュニティに貢献できるかを大学側に伝える重要な機会です。公式情報にもあるように、志望動機・実績・将来展望の3点を明確にすることで、合格に大きく近づくといえます。

また、ケンブリッジ大学では出願先学部によってPersonal Statementだけでなく、「Research proposal (研究計画書)」の提出も必要となるので、出願の際は注意が必要です。


1. Reasons for applying(志望動機)

まずは「どうしてこのコースを志望するのか」を端的かつ具体的に示しましょう。公式サイトでは、コースのシラバスや教授陣の研究領域をしっかり調査し、それらと自分の学術的関心や将来像が結びついている点を提示することが重要だとされています。たとえば、教授が行っている最先端の研究に魅力を感じ、その研究に携わることで専門性を高めたい旨を示すと説得力があります。

また、ケンブリッジ大学で学ぶこと自体の意義を伝えることも大切です。歴史と伝統に支えられた研究環境やグローバルなネットワークなど、他の大学にはない特徴が自分の目標にどのように影響するのかを示すことで、「なぜここでなければならないのか」という点が明確になります。


2. Experience and achievements(経験と実績)

次に、コースに関連する経験や実績を選び、大学側にアピールしましょう。重要なのは「関連性」と「具体性」です。過去の学術研究、インターン、ボランティア、職務経験などを羅列するのではなく、どんなスキルを得てどう成長したのかを示す必要があります。

たとえば、「学部時代に行った○○研究で、データ収集から分析まで主体的に取り組み、成果を学会で発表した」など、数字や成果物などを盛り込みつつ、今後の研究や学習とどうつながるかを強調すると効果的です。公式情報でも、個々の実績が大学院での学びにどんな役割を果たすかを明確に述べるよう推奨されています。


3. Career aspirations(将来の展望)

最後に、大学院修了後にどんなキャリアや研究の道をめざすのかを具体的に示します。研究者として貢献したい、国際機関でグローバル課題に取り組みたい、あるいは最先端技術を活かして社会課題を解決したいなど、あなたのビジョンを明らかにしてください。そのうえで、ケンブリッジ大学のコース内容や研究環境がどのようにその目標達成に寄与するのかを論理的に示すと、大学側により強い印象を残せます。

社会や学問分野におけるインパクトも意識しましょう。「大学院での研究を通じて新しい解決策を生み出し、それを世界へ発信したい」といった将来像を描けば、あなたが学びをどう応用しようとしているかを具体的に示すことができます。

まとめ

公式ホームページでも強調されるように、「志望動機」「経験・実績」「将来の展望」を中心に構成されたPersonal Statementは、あなたとケンブリッジ大学との相性を示す最良の場です。出願準備ではコース案内や学科のウェブサイトを徹底的に調べ、必要な文字数や提出要件も見落とさないようにしましょう。

早めの準備と下書き、そして客観的なフィードバックを受けることで、文章の完成度は大きく高まります。ケンブリッジ大学は世界中から優秀な学生が集まる場ですが、あなた自身の熱意と計画性をしっかりと伝えれば、合格の可能性は十分にあります。公式情報を最大限活用しながら、自信をもってPersonal Statementを完成させてください。

最後に

Personal Statement は、あなたの将来を左右する重要な書類です。最後の仕上げとして、友人や知人の先生に見てもらうと良いでしょう。それが難しければ、プロの添削サービスを活用するのも一つの方法です。内容に自信がある場合でも Proofreading は依頼したよいかと思います。また、合否を左右するPersonal Statementより充実させたい方は、専門のエージェントに相談するのもおすすめです。

イギリス大学院出願専門サポートでは、一般的なエージェントとは異なり英国の大学とアライアンスを組まないことをポリシーとしており、客観的な視点での大学院探しから、Personal Statament添削など、ワンランク上の大学院に留学したい日本人の皆様に様々なサービスを提供しています。

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