1. Royal Central School of Speech and Drama(ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ)の概要

Royal Central School of Speech and Drama(ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ)は、1906年に設立された英国屈指の演劇・舞台芸術の名門校で、2005年からロンドン大学の一員です。舞台演出、演技、舞台デザイン、声楽指導などパフォーミングアーツに特化しており、俳優・演出家・舞台技術者・教育者を育成する専門教育機関として世界的に知られています。ロンドンのハムステッドに位置し、ロイヤルの冠を持つ数少ない演劇学校のひとつです。

2. 世界ランキングと国内ランキングの動向

Royal Central School of Speech and Drama(RCSSD)は、ロンドン大学に所属する芸術系の専門大学で、演技、舞台演出、舞台芸術教育、ドラマセラピー、演劇制作、舞台音響・照明など、舞台芸術のあらゆる分野に特化した教育を行っています。英国の俳優・舞台技術者養成校として世界的に名高い存在です。

THE世界大学ランキング:専門大学のため掲載対象外
・2020年:ランク外
・2024年:ランク外

QS世界大学ランキング(Performing Arts 分野):演劇・パフォーマンス分野で高評価
・2020年:ランク外
・2024年:ランク外(分野別非掲載)

The Guardian University Guide(英国国内):パフォーミングアーツ系で高い満足度
・2020年:ランク外
・2024年:ランク外

Complete University Guide(英国国内):演劇・パフォーミングアーツ分野に特化のため非掲載
・2020年:ランク外
・2024年:ランク外

Royal Central School of Speech and Dramaは、一般的な大学ランキングには登場していませんが、演劇・パフォーミングアーツの分野においては英国トップクラスの専門機関として国際的に高く評価されています。ローレンス・オリヴィエやキャリー・マリガンをはじめ、多くの著名な俳優や演出家を輩出しており、その教育の実績は業界で広く知られています。
実技中心のカリキュラムが組まれており、舞台演技に加えて、演出、脚本、音響、衣装、舞台管理など、舞台芸術の実務全体を学べる点が特徴です。また、業界とのネットワークが強く、在学中からプロダクションへの参加やオーディションの機会が豊富にあります。
少人数制で実技重視の教育を希望する学生にとっては、極めて実践的で専門性の高い環境が整っており、将来的に舞台・映像・教育現場での活躍を目指す人にとって理想的な進学先といえるでしょう。

3. 学部の特徴

RCSSDでは、演劇と舞台芸術に特化した20以上の学部・コースが提供されており、以下のような分野で国内外から学生を集めています。

  • BA Acting:クラシック演劇から現代劇まで幅広く網羅し、現場主義の演技訓練を実施
  • BA Theatre Practice:舞台技術、衣装、照明、舞台デザインなど、創造の裏方に関わる技術を習得
  • BA Performance Arts:社会と結びついたパフォーマンス、実験演劇、映像パフォーマンスなどに対応
  • MA Applied Theatre:教育・医療・地域と演劇を結ぶ応用的演劇を学ぶ修士課程
  • BA or MA Voice Studies:演技指導、発声・発語の専門家を目指すプログラム
    すべてのコースで実践・創作・上演を重視しており、プロの俳優や演出家による指導と、現場での作品発表がカリキュラムに組み込まれています。

4. 卒業生の活動

RCSSDの卒業生は、世界的に活躍する俳優や演出家を多数輩出しており、業界とのネットワークの強さも魅力です。

  • 舞台・映画・テレビで活躍する俳優(例:マーティン・フリーマン、アンドリュー・スコット など)
  • 王立劇場、ナショナル・シアター、BBCなどの一流舞台や放送メディアで活躍
  • 学校・病院・刑務所などでの演劇療法・教育演劇に従事する応用演劇専門家
  • 国際芸術祭やNPO、パフォーマンス集団などでの創作活動やマネジメント職
  • 声楽・発声・演技指導者として俳優訓練機関や大学での教育職

5. 大学院の特徴:演劇×社会×教育×研究を融合した多様な学び

RCSSDの大学院では、専門家・実践者・教育者・研究者を目指す多様な修士・博士課程が用意されています。

  • MA Acting for Screen:映像演技に特化し、現場主義で映画・TVへの進出を目指す
  • MA/MFA Advanced Theatre Practice:パフォーマンスアートやインスタレーション、演出など新しい表現を模索
  • MA Voice Studies:声楽・発声・発話の専門指導者を養成する人気コース
  • MA Movement: Directing and Teaching:俳優の身体訓練、ムーブメント教育に特化
  • MPhil/PhD:応用演劇、批評研究、パフォーマンス理論などアカデミック志向の研究プログラム
    すべての大学院コースで、創作活動+理論研究+教育応用のバランスが重視されています。

6. 大学院での学びがキャリアに与える影響

RCSSD大学院の修了生は、演劇の実務現場だけでなく、教育・研究・福祉・国際協力の分野でも活躍の場を広げています。
俳優・演出家・制作職としての実践的活動:現場での創作とプレゼンの機会が豊富
教育現場での発声・演技・演出指導:声楽教師やシアターエデュケーターとしての就職多数
アカデミック・リサーチの展開:パフォーマンス研究や舞台理論の博士課程への進学
社会貢献型演劇の推進:病院、地域施設、国際NGOなどでの演劇応用活動が拡大中

7. 大学院への出願要件と難易度

RCSSDの大学院は実技+書類審査の両方を重視しており、特に創作活動と動機の明確さが評価されます。

  • 学業成績:英国2:2相当(GPA2.7〜3.0以上)
  • Personal Statement:これまでの創作・演劇活動と将来の展望を具体的に記述
  • 英語力:IELTS 6.5(各セクション6.0以上)
  • ポートフォリオ・実技審査:演技や演出希望者にはオーディション/映像提出が求められる
  • 推薦状:創作活動や教育経験を評価できる推薦者からのレターが重要

8. 最後に

Royal Central School of Speech and Drama大学院の出願には、芸術表現への深い探究心と社会的応用への意識が必要です。弊社では、成績要件の確認や英語試験の対策だけでなく、Personal Statementの添削、研究計画書の作成支援、推薦状の書き方アドバイスなど、大学院出願に必要なすべてのサポートを行っています。
過去の合格者のPersonal Statementを分析し、最適な書き方をアドバイス
大学ごとの要件に合わせた戦略的な出願プランの作成
英語エッセイのプロフェッショナルによる添削
推薦状の適切な書き方・依頼方法のサポート
1年間にかかる学費や生活費の情報提供
個人に合わせた奨学金等の提案
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