1. University of Portsmouth(ポーツマス大学)の概要

University of Portsmouth(ポーツマス大学)は、イングランド南部の海沿いの街ポーツマスに位置する公立大学で、1869年に設立されたポーツマス技術学校を起源とします。1992年に大学としての地位を獲得して以来、実践的な教育と産業界との強い連携で知られています。

学生中心のアプローチを掲げ、ビジネス、クリエイティブ産業、科学技術、法律、社会科学など幅広い分野で実践的な教育を提供しています。

2. 世界ランキングと国内ランキングの動向

University of Portsmouthは、イングランド南部ポーツマスに位置する実践志向の公立大学で、犯罪学、工学、法学、ビジネス、コンピュータサイエンス、海洋学などの分野に強みがあります。産業界との密接な連携を重視し、キャリア支援と学生満足度の高さで定評があります。

THE世界大学ランキング:教育と研究の指標で安定した中堅評価を維持。
・2020年:601–800位
・2024年:401–500位

QS世界大学ランキング:全体ランキングには登場していません。
・2020年:ランク外
・2024年:ランク外

The Guardian University Guide(英国国内):学生体験や教育の質の向上が反映されている。
・2020年:21位
・2024年:62位

Complete University Guide(英国国内):実務系分野を中心に安定した評価を獲得。
・2020年:53位
・2024年:60位

University of Portsmouthは、QSでは全体ランキングに登場していないものの、THEランキングでは2020年から2024年にかけて大きく順位を上げており、教育・研究・国際性のバランスの取れた大学として評価が高まっている。特に工学、犯罪学、法学といった応用分野においては英国国内でも定評があり、地域産業や行政機関との協働プロジェクトも盛んである。
国内ランキングでは、The Guardianのランキングで一時的に高評価を得た後やや順位を落としているが、学生満足度・教育支援・就業力の面で依然として堅実な実績を維持している。Teaching Excellence Framework(TEF)では過去にGold評価を受けた実績もあり、教育の質に対する信頼は厚い。
卒業生の就職率も高く、特にビジネス、コンピュータ、犯罪学関連の分野での進路実績に強みを持つ。応用志向・実践重視の学生にとって、教育の質とキャリア支援の両面で信頼性のある大学といえる。

3. 学部の特徴

ポーツマス大学は、理論と実務を融合させた学びを特徴としており、以下のような分野で強みを持っています。

犯罪学・刑事司法学部:実務家との連携に基づく教育が魅力で、警察や司法関連機関とのコネクションも強いです。
建築・工学部:環境に配慮したデザインや構造設計の分野で高い評価を受けており、施設設備も先進的です。
ビジネススクール:CIMAやACCAといった国際資格機関から認定を受けており、グローバルなキャリアを意識したカリキュラムが整備されています。
クリエイティブ・テクノロジー:アニメーション、ゲーム開発、グラフィックデザインなどの分野で産業連携が盛んです。
海洋学・地理学:ポーツマスという港町の立地を生かし、海洋環境研究に力を入れています。

実践型の教育とともに、産業界との結びつきが強いため、インターンシップやプロジェクトベースの学習機会が豊富に提供されています。

4. 卒業生の活動

ポーツマス大学の卒業生は、ビジネス、犯罪学、メディア、建築など多様な分野で活躍しています。特に実践力の高い人材育成に定評があり、卒業後15か月以内の就職率は90%以上と、英国平均を上回る水準です。

卒業生には、BBCのジャーナリスト、警察組織のリーダー、グローバル企業のマネージャー、映像クリエイターなどが含まれており、ポーツマスでの学びが多様なキャリアの礎となっています。

5. 大学院の特徴—実践に基づく応用研究

ポーツマス大学院は、産業界との連携と応用研究を重視した教育を提供しており、以下のような特色があります。

研究と現場の融合:犯罪学や建築、ビジネス分野では現場の課題解決を意識した研究が推奨されています。
産業界との連携強化:修士課程でも企業プロジェクトを通じた学習が可能で、即戦力となるスキルが身につきます。
国際性の高さ:世界約150か国からの留学生を受け入れており、文化的に多様な環境で学べます。
柔軟な学び方:オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型プログラムも充実しており、社会人にも適した環境が整っています。

6. ポーツマス大学大学院での学びがキャリアに与える影響

ポーツマス大学院での学びは、キャリアの発展に直結する実践的な知識とスキルの習得を可能にします。

専門的スキルの習得
業界標準のツールや知識を学ぶことで、卒業後すぐに現場で活躍できるスキルが身につきます。特にIT・建築・ビジネス分野では実績が豊富です。

国際的な雇用機会
多国籍企業や国際機関でのキャリアを目指す学生にとって、英語力と実務力を同時に伸ばせる環境が整っています。大学独自のキャリア支援プログラムも充実しています。

7. ポーツマス大学大学院への出願要件と難易度

ポーツマス大学大学院の入学要件はプログラムによって異なりますが、一般的には以下の基準が求められます。

学業成績:英国の2:1または2:2に相当する成績(日本のGPA換算で2.7〜3.2以上)
Personal Statement:学びたい内容と将来へのビジョンを明確に表現する必要があります。
英語力(IELTS/TOEFL):IELTS6.0〜6.5(各セクション5.5〜6.0以上)が一般的な目安です。
推薦状:学術的・職業的な観点から評価できる人物からの推薦が推奨されます。
実務経験(該当分野):一部のコースでは、関連分野での職務経験が求められる場合があります。

【2026年入学】University of Portsmouth 〜Personal Statement書き方のコツ〜 [イギリス大学院留学]

8. 最後に

University of Portsmouth大学院の出願には、的確な戦略が求められます。弊社では、成績要件の確認や英語試験の対策だけでなく、Personal Statementの添削、研究計画書の作成支援、推薦状の書き方アドバイスなど、大学院出願に必要なすべてのサポートを行っています。

過去の合格者のPersonal Statementを分析し、最適な書き方をアドバイス
大学ごとの要件に合わせた戦略的な出願プランの作成
英語エッセイのプロフェッショナルによる添削
推薦状の適切な書き方・依頼方法のサポート
1年間にかかる学費や生活費の情報提供
個人に合わせた奨学金等の提案
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