1. Liverpool John Moores Universityの概要

Liverpool John Moores University(リバプール・ジョン・ムーアズ大学)は、1823年に設立されたMechanics’ Instituteを起源とし、1992年に大学として正式に認可されました。英国の伝統ある港町リバプールに位置し、応用的かつ実践的な教育に定評があります。

科学技術、スポーツ、ビジネス、建築、メディア、犯罪学など幅広い分野で実務との結びつきを重視した教育を展開しており、職業的スキルを高めたい学生に人気の大学です。

2. 世界ランキングと国内ランキングの動向

Liverpool John Moores University(LJMU)は、英国リバプールに位置する都市型の公立大学で、工学、スポーツ科学、海洋学、建築、メディア、犯罪学などの分野に強みがあります。産業界との連携や就業力重視の教育を掲げており、実践的な学びに重点を置いています。

THE世界大学ランキング:教育と産業連携、国際性の分野で安定した評価を維持しています。
・2020年:601–800位
・2024年:601–800位

QS世界大学ランキング:全体ランキングには含まれていませんが、分野別でスポーツ科学や建築分野が評価されています。
・2020年:ランク外
・2024年:ランク外

The Guardian University Guide(英国国内):教育支援と学生満足度の指標で着実にスコアを伸ばしています。
・2020年:70位
・2024年:66位

Complete University Guide(英国国内):研究評価よりも教育環境や卒業後の就職力で安定した評価。
・2020年:73位
・2024年:78位

世界ランキングでは上位には入っていないものの、教育の質や産業界とのつながりにおいて堅実な評価を維持しています。特に“World of Work”プログラムを通じて、全学生に職業体験や業界とのネットワーキング機会を提供している点が高く評価されています。
また、スポーツ科学では英国トップレベルの施設を保有しており、QS分野別ランキングで高評価を得た実績もあります。建築・犯罪学・メディア制作などの応用分野においても、現場との密接な連携を活かした実務重視の教育体制が確立されています。NSS(全国学生調査)でも一定の満足度スコアを維持しており、都市部の多様な学習環境を活かした経験値の高い教育が魅力です。
地元企業や行政、NHSなどとの連携も強く、就職支援の実効性が高いことから、キャリア志向の学生にとって実践力を磨ける現実的な進学先といえます。

3. 学部の特徴

Liverpool John Moores Universityは、実践的・産業連携型の教育に重点を置いており、次のような学部が特に評価されています。

工学・テクノロジー学部: 機械、電気電子、海洋技術などで産業界との連携が豊富。
スポーツ&運動科学: 英国屈指の研究力と設備を誇り、プロスポーツとの関係も強い。
犯罪学・法学部: 犯罪学分野で全国的に評価が高く、警察・司法関連機関との連携が強固。
ビジネススクール: 実務重視で、起業やマーケティングなどの科目が充実。
メディア&アート: デザイン、映像制作、音楽など多彩なコースを提供し、地元文化との結びつきも深い。

4. 卒業生の活動

Liverpool John Moores Universityの卒業生は、スポーツ、技術、クリエイティブ、公共サービス、ビジネスなどさまざまな分野で活躍しています。特にスポーツ界では、プロクラブのパフォーマンス分析やリハビリ指導に携わる卒業生も多く輩出されています。

また、犯罪学や法学の修了生は、警察、司法機関、福祉機関などへの就職実績が豊富で、即戦力としての信頼が厚いのも特徴です。

5. 大学院の特徴—実務に直結した専門的教育

Liverpool John Moores Universityの大学院は、職業志向の高い学生を対象に、専門スキルと実践力を養うカリキュラムが整備されています。

実務との融合: 警察、企業、医療機関、スポーツクラブなどとの連携によるケーススタディや共同研究が豊富。
研究施設の充実: スポーツ科学研究センター、建築スタジオ、犯罪調査ラボなど、最先端の設備を完備。
国際性と多様性: 世界中から留学生を受け入れており、実務と国際感覚の両立が可能。
キャリア支援も充実: 就職サポートやインターンシップの紹介制度も整っています。

6. Liverpool John Moores大学院での学びがキャリアに与える影響

Liverpool John Moores Universityの大学院は、専門職や実務家としてのキャリア形成に強く直結しています。

即戦力としての就職: 修了後すぐに専門職に就く学生が多く、就職率も高水準。
研究+実践: 修士論文やプロジェクトは実務に即したテーマが多く、社会課題解決にも貢献。
国際的な職場で活躍: スポーツ科学・犯罪学など、国際的な舞台で活躍する卒業生も増加中。

7. Liverpool John Moores大学院への出願要件と難易度

Liverpool John Moores Universityの大学院は、多様な背景を持つ学生を歓迎しつつ、一定のアカデミック基準を設けています。

学業成績: 通常、Upper Second Class(GPA3.3〜3.5程度)以上が目安。
Personal Statement: 実務経験や将来のキャリア目標を明確に述べることが求められます。
推薦状: 教員や職場の上司からの推薦が必要なプログラムもあります。
英語力(IELTS/TOEFL): IELTS 6.0〜6.5(各セクション5.5以上)が一般的。
一部分野では追加書類: 作品集(ポートフォリオ)やCV提出が求められることもあります。

8. 最後に

Liverpool John Moores大学院の出願には、的確な戦略が求められます。弊社では、成績要件の確認や英語試験の対策だけでなく、Personal Statementの添削、研究計画書の作成支援、推薦状の書き方アドバイスなど、大学院出願に必要なすべてのサポートを行っています。

  • 過去の合格者のPersonal Statementを分析し、最適な書き方をアドバイス
  • 大学ごとの要件に合わせた戦略的な出願プランの作成
  • 英語エッセイのプロフェッショナルによる添削
  • 推薦状の適切な書き方・依頼方法のサポート
  • 1年間にかかる学費や生活費の情報提供
  • 個人に合わせた奨学金等の提案

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